こんにちは!やしろ きのこです。独断と偏見で参拝した神社の感想を書いてます。
今回は谷保駅からほど近い場所に鎮座する『谷保天満宮』をご紹介します。
東日本最古の天満宮です。
今回の目的は鷽様です。多くの天神様では初天神の1月25日に行われることが多い鷽替え神事ですが、谷保天満宮では11月3日に行われるので、皆さん間違えないようにね!
谷保天満宮とは
About
御祭神 -Gods | 菅原道真公(すがわらのみちざねこう) 菅原道武公(すがわらみちたけこう) |
所在地 -Addres | 186-0011 東京都国立市谷保5209 |
電話番号 -Tel | 042-576-5123 |
最寄り駅 -Nearest station | 南武線「谷保駅」徒歩3分 |
社務所 授与時間 -Business Hours | 9:00~16:50 |
ご利益 -Grace of God | 学業成就・合格祈願・交通安全 |
公式HP | 谷保天満宮 |
昌泰四年右大臣菅原道真公筑紫太宰府に左降の折、第三子道武公は武蔵国多摩郡分倍庄栗原郷(現国立市谷保)に配流せられた。
谷保天満宮公式HPより
延喜三年父君薨去の報に、道武公は思慕の情から父君の尊容を刻み鎮座したのが起りである。
天暦元年京都北野天満宮造営の折、当社の威霊を奉上され村上天皇の勅により神殿を造営され官社に列せられる。建治三年後宇多天皇の勅により藤原経朝書「天満宮」の扁額を納められる。 その後、道武公の裔孫津戸三郎為守は源頼朝に仕え数々の武功を立てるが、養和元年十一月三日旧来の地(現国立府中インター付近)より神殿を現在の地に遷し、太宰府に模して梅香山安楽寺を興し、 社務六院を置き祀典を司どった。
明治十八年には府社に昇格し東日本における天満宮としては最も古く、湯島天神、亀戸天神とならび関東三天神と称される。
神社の境内 precincts
大きくて立派な鳥居です。谷保駅から近いですが、東京の東側とは違い、長い参道にテンション上がります。
一の鳥居の前の狛犬さんです。
口の中が赤いタイプ。はっきりと強そうな造りです。子供も凛々しい顔をしています。
人がいらしたので内側から撮った様子です。
二の鳥居の前の狛犬さんです。色はついていませんが、デザインとしては一の鳥居の狛犬さんと似たタイプのハッキリとして強そうです。
手水は龍の口から水が出るタイプです。人感センサーではなく垂れ流しタイプで贅沢です。龍は何故か針金でぐるぐる巻きにされていました。
湯島天神、亀戸天神は華やかというイメージですが、こちらの社は割と控えめ。
落ち着いた印象の社殿です。
社殿前の狛犬さんです。少したくらみ顔なのが気になります。右の狛犬さんの苔のむしが素敵です。
鼻のあたりをナデナデされがちなのか、色が変わっていました。
立派な建物です。2階は宝物殿(日・祝のみ解放)になっていて重要文化財が置かれているそう。
授与所にいる神職の方々が親切で質問にもたくさん答えてくれていました。(私はそれを盗み聞きしてました)
こんなに話している神職の方初めてみました。絶対いい人たちに違いない。
谷保天満宮座牛について
掲示より
牛と天神様の関係は、仁明天皇の承知十二年(八四五)乙丑六月二十五日に菅公が生誕、又、公薨去の際筑紫の国三郡四堂に墓を築き葬ろうと轜車(喪の車)を引出したが途中牛車が動かなくなったのでその場所に埋葬した等、菅公と牛に関する神秘的な伝説が数多く残っている。
座牛は、この悲しみに動かなくなった牛を表現したものである。
谷保天満宮は”交通安全発祥の地”らしいです。
私が参拝したときも車祓いを受けている方がいらっしゃいました。
初天神(1月25日)とそれに近い日曜日に筆供養があるそうです。
実際に中に車が停まっていましたが、中は良く見えずでした。
池が綺麗でビックリ!たくさんの大きな鯉が泳いでいました
平成15年に生まれ変わったそうです。以前はボロボロで建物は壊され、賽銭泥棒に狙われるような場所だったとか。周囲には紫陽花が植えられていて見頃の季節には華やかに。
参拝したときは営業しておりませんでしたが、メニューが結構あるのは伝わってきました。
向いは1000坪もある梅林で、梅の季節に行ったら最高だと思います。
茶処てんてんさんのInstagram→@tenten_bairin
梅林のところに鎮座したお社。名前とかの記載はなし。
小さなお稲荷さん。奥は林になっていて、急に山の中に来た感じにさえ思えます。
鳥居を出て隣にある建物は何だろう?と思ったら参集殿でした。手前が駐車場になっていて、こここから坂を下って車祓い所に入っていけます。
谷保天満宮のおかがら火(庭燎祭)&鷽替え神事
おかがら火(庭燎祭)
おかがら火(庭燎祭)(午後6時)
本社拝殿の前に高さ3メートルにも及ぶ2基のマキの山を積み、午後6時に一斉に点火します。 炎の高さを競い御神木の転倒を防ぎ合う、関東における奇祭の1つと言われています。おかがら火にあたると悪い病気にかからないと言い伝えられています。
谷保天満宮公より
この行事は養和元年(1181年)11月3日に天神島から現在の地に谷保天満宮が遷座した際、その残木を神前で焚き上げたことか ら始められたと言われています。
当日、並行して、うそ替え神事も行われます。
準備されたマキの山です。
今か今かと焼かれ待ち
マキの山は結構大きいので火が付いたら迫力がありそうです。
点火は11月3日の18時からです。お近くの方、行ける方は是非見に行ってみてください。
うそ替え神事
11月2日と3日の両日、「うそ鳥」をお頒ちし、これを他の参拝者と交換し合うことによって、その年心ならずも話したり行ったりしてしまったうそやいやなことを帳消しにし、うそとして吉にとり(鳥)替える、とされています。
谷保天満宮公式HPより
「うそ」とは、「うそ」という小鳥の形を柳の木を刻んで作り、腹部に空洞があり中に天満宮のおみくじを蔵しています。谷保天満宮 の「うそ鳥」は端正でユーモラスな風体が特色となっています。
うそ鳥は11月2日・3日と授与されます。おかがら火が開催さる、祝日の11月3日は混むかもしれませんが、11月2日に参拝した私は待ち時間もなく、すんなりと手に入れられました。
谷保天満宮では、「一度自分が選んだものを巫女さんが取替えて渡してくれる」ことで鷽替えが成立するという他の鷽替え神事とは少し違います。
鷽もおみくじが入っているという、個性発揮型の鷽ですね。
袋に描かれた鷽の絵がかわいい
そして中に入っているおみくじは「大吉」でした。
巫女さんが忖度していないかが若干気になります。
限定御朱印
切り絵御朱印
頒布期間:11月1日~3日
初穂料:1000円
おかがら火(庭燎祭)と鷽替え神事コラボしたようなデザインの切り絵の御朱印です。
鷽鳥の後ろがファイヤーしていて、鷽様がめちゃくちゃ強い感じにも見えるよ。
お守り Amulet
距離的にあまり参拝できない神社なので、鷽以外のお守りもいただきました。
このタイプのお守り、祈願違いで色や柄が違いどれにするか悩みました。結局ミントグリーンがかわいい「厄除御守」にしました。
白・オレンジ・橙・水色…と梅の花の柄も色味がとてもかわいいです。
おみくじ Omikuji
オリジナルぽいおみくじも発見!
湯島天満宮にも同じようなデザインのおみくじで「天神様の開運みくじ」というのがあるのですが、鷽のデザインが微妙に違います。
このお守りいろんな天神様でシリーズ化しているのでしょうか?だとしたら比べるの面白いなぁ
まとめ
谷保天満宮まとめ
鷽個性的度★★★★★★★
自然を感じられる度★★★★
鷽替え神事の日程もうそ鳥も他とちょっと違って面白い。
都内だけど自然を感じられる広い敷地の神社を参拝できて癒されました。
他の神社の鷽替神事はこちら
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