四世鶴屋南北終焉の地・黒船稲荷神社を参拝しました【東京都/江東区】

こんにちは!やしろ きのこです。独断と偏見で参拝した神社の感想を書いてます。
今回は門前仲町駅から少し歩いたところに鎮座する『黒船稲荷神社』をご紹介します。

きのこ

神社参拝の参考にしてみてください!

目次

黒船稲荷神社について
About

御祭神 -Gods国常立命(くにのとこたちのみこと)
熊野早武命(くまのはやたけのみこと)
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
八幡皇大神(はちまんすめのおおかみ)
所在地 -Addres〒135-0046
東京都江東区牡丹1丁目12-9
最寄り駅 -Nearest station都営大江戸線/東京メトロ東西線「門前仲町駅」徒歩6分
JR京葉線「越中島駅」徒歩6分
ご利益 -Grace of God商売繁盛 五穀豊穣
※参拝時間/社務所の授与時間は変更になる場合がありますので、公式HP等でご確認ください。

江東区牡丹に鎮座する黒船稲荷神社は、国常立命・熊野早武命・倉稲魂命・大己貴命・八幡皇大神をお祀りしています。御創建は応徳3年(1086)と天慶3年(940)の2説あり、現在の浅革に造営されました。

天慶3年説では俵藤太とも呼ばれる武将藤原秀郷による創建としています。秀郷は夢に宝を満載した黒船を見ました。船には神人が白狐を従えており、秀郷に「我は倉稲魂命なり。汝の分領入間川(隅田川)の浜の石上に白狐がいる所こそ我が有縁の地なり」と告げたので、早速川岸を見回すと石上に白狐がいました。そこで岡の上に石を御神体として一社を造営し、黒船稲荷大明神としたといいます。
また、黒船の名称の由来には、この付近にオランダ船が停泊したとする説、三浦按針ことウィリアム・アダムスが黒船を係留していたとする説など様々です。
享保17年(1732)、浅革に火災があり、黒船町一帯も類焼、社地も焼失しました。この火事の代地として現在の牡丹町の地を与えられたために、町とともに神社も移転してきたのです。

江戸時代後期の文化・文政時代、黒船町には『東海道四谷怪談』の作者として有名な四世鶴屋南北が住んでおり、その終焉の地としても知られます。又、江戸時代には牡丹の花を栽培していたという牡丹町の名にふさわしく、この地区自慢の親水公園には見事な牡丹が花を咲かせます。例祭日は8月15日。その他に1月・5月・9月15日にも祭典が執り行われています。
御本社からさして離れた場所でもありません。歴史散策や季節の花を訪ねて、足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

富岡八幡宮公式HP 社報富ヶ岡平成13年夏号より
きのこ

近くの富岡八幡宮の兼務社でした。

神社の境内 precincts

鳥居 -Torii-

住宅地に建つ真っ赤な鳥居が目を引きます。

社殿 -Main shrine-

建物は年季を感じます。参拝するところが木で囲まれているのも、賽銭箱が赤いのも珍しいなと感じました。

祝詞
きのこ

稲荷祝詞などが書かれた紙が貼られていました。
読めずにスルーしてしまいましたが…

四世鶴屋南北宅跡

四世鶴屋南北は、江戸戯作界の第一人者で、大南北と称されました。宝暦五(一七五五)年、日本橋新乗物町(中央区)に生まれ、文政十二(一八二九)年十一月二十七日、黒船稲荷地内の居宅で没しました。享年七十五歳でした。
幼名を源蔵といい、父親は紺屋の型付職人でしたが、狂言作者を志し、家業をすてて初代桜田冶助の門下に入りました。安永六(一七七七)年、桜田兵蔵の名で作者として初めて中村座に名がでました。天明二(一七八二)年に勝俵蔵と改め、文化元(一八〇四)年、河原崎座の『天竺徳兵衛韓話』大当たりをとり、作者としての地位を確立させました。以降、『心謎解色糸』『謎帯一寸徳兵衛』などの作品を次々と発表し、当代随一の名作者とうたわれ、文化八(一八一一)年、鶴屋南北を襲名しました。その後『お染久松色売販』『東海道四谷怪談』などの傑作を書き続けました。
文化十四年(一八一七)年頃には、亀戸村に住み、亀戸の師匠と呼ばれていました。また、代表作『東海道四谷怪談』の中に、砂村や深川三角屋敷(深川1~5)をとり入れるなど、本区とかかわりの深い戯作者です。
平成三年三月 江東区教育委員会

境内掲示より
きのこ

宅跡と言っても建物が残っているわけではないです。
私は歴史に興味のない残念な人間ですが、この辺りは歴史好きにはたまらないものがあるのでしょう。

まとめ

黒船稲荷神社まとめ
歴史好きにおススメ度★★★☆☆
富岡八幡宮のついでに参拝度★★★☆☆

きのこ

四世鶴屋南北さん好きな方、歴史好きな方はこの地に思いを馳せる楽しみがあるかもしれません。

黒船稲荷神社近くの他の神社はこちら

きのこ

近くでおススメは牡丹住吉神社です

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